DX関連ニュースや事例、ソリューションのご案内。

Google、個人情報保護によるWEB広告のCookie置き換えの未来





Googleが2019年にWebユーザーのプライバシーの保護を名目に発足したプライバシーのサンドボックス(Privacy Sandbox)プロジェクトのテスト結果を発表した。Webユーザーからクッキーを収集しなくてもターゲット広告の高レベルの広告到達率を期待できるという説明だ。

Cookie収集ってなに?
 Cookieは、広告の色々な用途で利用されています。例えば、ユーザーがあるWebサイトで「自動車」を見ていて、別のWebページに移動したときに「自動車」の広告が表示されるといったことがある。これを「リターゲティング広告」(広告用語の略称「リタゲ」)というが、これはユーザーの挙動がCookieでトラッキングされていて、広告を配信しているサーバーがそのCookieを利用することでユーザーを特定しているからだ。広告配信サーバーはユーザーの挙動から、その人が関心を持ちそうな広告を掲載しようと、いつでも見つめているのだ。ざっくりとこんな感じです。

Googleは2021年1月25日(現地時間)のブログで、プロジェクト発足時に披露したユーザー情報の収集技術であるFederated Learning of Cohorts、FLoCの広告到達率を公開した。

Googleは「FLoC方法で広告を執行して到達率をテストした結果、クッキーの収集を通じた到達率に比べて少なくとも95%のコンバージョン率を期待できることが分かった」とし「これはクッキー収集ベースの広告の方法を置き換えることができているを示唆している」と説明した。 

2019年、GoogleはサードパーティのCookieを削除して、Webユーザーのプライバシーの保護を最優先課題にしよと言ってプライバシーサンドボックスプロジェクトを発表している。プロジェクトの目標は、Chromeブラウザユーザーのプライバシーの保護との効果的な標的広告の両方を実装することができる新しいWeb標準を開発することであった。 

サードパーティクッキーはログイン、検索などのWebユーザーそれぞれの行動の履歴が入った小さなデータ部分である。自動的に収集され、ブラウザに保存される。これまで広告主は個人広告を執行するためにサードパーティのCookieを活用してきたが、ユーザーの個人情報を侵害するという指摘がされてきた。  

Googleのプライバシーサンドボックスプロジェクトは、このような指摘が提起されてきた中で発表された。ユーザーのプライバシーを保護しながら、広告主のニーズにも対応させるという計画だった。 

Googleが発表したFLoC技術は、個々のユーザーの情報を集団情報の中に隠されて非公開に維持することが重要である。

FLoCは、オンデバイスベースのAIの学習技術を基にする。スマートフォンなどAIモデルが搭載された機器がユーザーのデータを自分で学習してAIモデルを更新した後、これを中央サーバーに送信処理するようにする技術である。ユーザーが機器に生成されたデータは、機器に残り、学習されたAIモデルのみ中央サーバーに送信されるため、ユーザーのプライバシーが保護される。 

Googleは「3月中にFLoCベースのChromeブラウザをテストした後、第2四半期の内、広告主とFLoCベースの広告執行テストを行う予定である」と述べた。